KAMAJYAのTAKEZOO帝国

GT船「KAMAJYA」船長TAKEZOOのブログです。

北海道イトウ釣行記


魚へんに鬼と書いてイトウと読む。
北海道の一部の河川にのみ生息する幻の魚、幼少の頃確か少年釣りサンデーとか言う雑誌を愛読していた僕は、この雑誌に掲載されていた一枚の写真に釘付けとなった。

それは1mを優に越える巨大なイトウの写真で、自らの重さによりその魚体はぐにゃっと折れ曲がっていた。

それがイトウという魚と僕の最初の出逢いであった。

また、釣り漫画の釣り吉三平においても、2mの大イトウに挑戦するという、何ともロマンのある超大作がありました。これも僕のイトウへの憧れを増幅させてくれた名作です。

月日は流れ、大学進学の頃。
特に行きたい学部もなかった僕は、ただ漠然と北の大学の水産学部へ行きたいと思ったのでした。そう、サケマス類は北にしかいないから…


で、先日のフェイスブックの冒頭の言葉へ…


大阪の都会に生まれ田舎に憧れた。
田舎に生まれた者は都会に憧れる。
北の釣り師は南のジャイアントトレバリーに夢を見る。
南の釣り師は北のイトウに夢を見る。

そして、僕はこの夢に向かい北の大地へ降り立った!!



さて、釣行記です!!

最初のイトウへの挑戦は、今から7年ほど前。
なんとなく北海道への旅行が決まった。当時付き合っていた彼女も一緒だ。で、北海道と言えばイトウ。幼少の頃の釣りサンデーの記憶が甦ります。但し、簡単に釣れないということは重々承知していた。それでこそイトウ。幻と言われる淡水魚。そして巨大魚。
たとえボウズでも、せっかく北海道へ行くのだったらイトウに挑戦してみたい!

で、インターネット等で情報収集すると、朱鞠内湖と猿払川。そこで、この旅行で両方のポイントに行ってみた。

朱鞠内湖…完封というか、何がなんだか全くわからない。やっていることがあっているのか間違っているのか!!それすらの判断もつきません。

これではということで猿払川へここでたまたまイトウのガイドをしている笠井旅館の笠井さんに出逢う。

時は忘れもしない10月30日。
旅行先でのついでのワンチャンス!!時間にして2時間ほどしかありません。次のその日の宿に到着する時間を考慮すると、猿払川での釣りは…わずかに2時間。
前日笠井さんにイトウ釣りのこと、いろいろと相談、教えていただきました。
そんな中で僕がした愚問
「 今回は2時間ほどしか実釣時間がありませんが、2時間でイトウが釣れる可能性ってどんなものですか?」

一番やってはいけない愚問中の愚問。
それにたいし、魚神さんは優しく、
「10回ぐらい挑戦したら釣れるんじゃない!」
一気に夢から現実に戻された一言だったのを今も覚えています。

初挑戦の朝、笠井旅館を出ようとすると辺り一面の銀世界。
めちゃくちゃ寒い朝でした。
残された時間は2時間。集中して頑張ります。

1時間経過…異常なし
1時間半経過…異常なし
ていうか、何の雰囲気も手応えもないままに時間だけが過ぎていきます。そんな時、魚神さんが…
「ここにイトウがいるよ。今見えたから」
すぐさまそのポイントへアプローチ…
数投目…
ガツン!!
根がかり?

ググって生命感が伝わります。
一気にアドレナリンが爆発です。魚を寄せるのではなく自分が川岸を走って寄って行きます。最後は川に飛び込みキャッチした初めてのイトウでした。
その大きさ、おそらく60センチ弱!!

前置きが長くなりました(^^;)

では今回の釣行記です。
ちょうど1ヶ月ほど前、何となく自分の仕事の予約表を見てみると…6月の1週目平日がぽっかり空いています。

で、すぐにそこの予約カレンダーをブロックして、北海道釣行を決定させました。

沖縄からの北海道へのアクセスは、関西国際空港でトランジットしていきます。なので北海道到着までに1日。帰りに1日。を要しつまり釣りできるのは3日間。また千歳からイトウの聖地猿払村までは寄り道なしでも5時間以上。
そこで今回のスケジュールは
釣行初日、札幌のホテルを早朝出発し、渓流の釣りをしながら夜までに聖地猿払村の笠井旅館に到着する。
釣行2日目…聖地にてイトウ釣り
釣行最終日…渓流の釣りをしながら札幌へ
という3日間。

まず釣行初日。
涼しい北海道を想像して防寒着まで準備していたのですが、激あつ。なんと北海道内で最高気温37℃を記録しています。
山も暑い。しかし、沖縄の夏の暑さからするとぜんぜん快適。

そんな釣行初日ですが、前日に札幌のターボ大臣こと岡田君にルアーや様々なアドバイスをいただいています。せっかく道北行くならプレッシャーの高い道央を抜け、道北一本に絞った方が良い。
その言葉を信じ、一路高速道路で北部へ。ここで山に入ります。いくつもポイントチェンジ繰り返し、やっと見つけたポイントで虹げと
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ここまでは良かった。
このあと、痛恨のトラブルに見舞われます。なんとウェダーのソールのフェルトが剥がれた(-_-;)

明日は聖地で夢の挑戦が待っているのに、ウェダーがなければ話になれません。すぐに現地調達せねば…
しかしここは道北の人里離れた山奥。すぐに最寄りの釣具屋を探すと…あった名寄市に。しかし名寄まで1時間以上(^^;)。タイムロスを最小限にするべくレンタカーをすっ飛ばします!!
ここで無事ウェダーをゲット♪
ついでに昼飯抜きの予定だったが、地元の人にスープカレー屋を教えていただきまして、昼食。
ここのスープカレー。超旨い!!
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お店は「ブッダ」
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これ、最高!!!

スープカレーを美味しく頂き、また山に入ります。
しかし、一匹の虹には何とか会えたが、何ともしっくり来ないのである。それは慣れない山歩きと川虫の猛攻、やったことのない熊笹の藪こぎ、はっきりいってびびっちゃってます(-_-;)
誰か一緒に居たら勇気も出るのだろうが、そこは独りぼっち。また釣りも魚のつき場所が検討つきません。いや、本当はあそこにいるんじゃないかって思ってもなかなかそこにルアーをエントリーできません(+_+)
何かギクシャクしています!!
そうこうしているうちにも、夕方までに聖地猿払村に到着せねばなりません。結局この日僕の竿が再び曲がることはありませんでした(*_*)
そして、レンタカーで猿払村に入ると…まさに夕まずめの猿払川が眼下に広がります。
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ここで7年前と違った違和感を覚えました!?
日が落ちようとしているその瞬間、風も強風が吹いています。
当然良いコンディションではないにも関わらず、また平日なのにざっと見て15人以上のアングラーが確認できました。
なんだこれは!

これではイトウは四六時中ルアーを見ていることになる。7年前はこうじゃなかった。もっとひっそりとした猿払川だった。
そんな違和感を感じながらも聖地の宿、笠井旅館に到着です。
この笠井旅館、イトウ釣りのアングラーが常宿にされている旅館なので周りはみんなアングラーです。

そんな笠井旅館での夕食…
たまたま隣に居合わせたイトウ釣りの二人組のおじさんたちとお話しました。
僕「釣れましたか?」
おじさん「今日もダメだったよ。かれこれ3年通っているけど未だにヒットしたこともないよ」
これが現実なんだ~今のイトウ釣りの。こりゃ明日は厳しい戦いになるな~
と、今回も厳しい現実を突き付けられました。しかし、僕の気持ちは一寸も迷いはありません。それははるばる沖縄からイトウに挑戦できるだけでも十分、結果としてイトウに出会えなくてもそれは結果であり、その過程は十分に満喫してきた。なので何の後悔もありません。
しかも、今回も僕の魚神さんがガイドしてくれます!!これでダメなら納得できる。

さて、本番の明日に向け睡眠をとろう…

というわけにはいきません(^^;)
事前に準備を万端にして望みたかったのですが、仕事が忙しく準備が不十分です。魚神さんが仕事を終え、やっとこさ明日の打ち合わせが始まったのは21時過ぎ。終わったのは23時。宿の出発は朝まずめを狙うので0320出発予定となりました。打ち合わせが終わった後、僕はセレクトしていただいたルアーのフックを全てシングルフックに変更です。イトウを心から大事にしている魚神さんのアドバイスです。次に絶対に後悔しないため、さほど痛んではいないリールのPEラインを全て巻き換えしました。すべての準備が終わったのは起床予定の1時間半前でした。
しかし、これで準備万端。思い残すことはありません!!

そしてスタートフィッシングです。
まずは7年前とは違い、河口からスタートです。

僕たちが到着するとすでに10人以上が竿を振っています。僕も釣りを開始しましたが、しばらくやっても何のコンタクトもありません。また回りの釣り師で竿を曲げる人もいません。
そこで魚神さんの提案でポイントチェンジです。もっと上流部に移動です。
ここからが滅茶苦茶ハードになっていきます。上流部は魚神さんも熊に会うから一人では絶対入ってはいけないと言われていたエリアですが今は二人。また頼れる兄貴が一緒なので何ら躊躇がありません!!
しかし厳しい…
背丈ほどの藪を延々に藪こぎして突き進みます。一人ではまず行けません。やっとこさポイントに着いたら、今度は藪蚊の猛攻です(*_*)自分の半径1m以内に数十ぴき以上。顔の回りを飛び回り肌を露出している部分を容赦なく刺しまくりです。幸い魚神さんが準備してくれた虫よけティッシュで何とかかわしながらの釣り開始です。この辺りはかなり上流部で川幅は10mほど、今度はルアーのコントロールが要求されます。
普段ロングキャスト以外やっていない僕にとって、最もヘタッピなところです。
そうこうしているうちに…ファーストヒット!
ウグイです(^^;)
雑魚中の雑魚。
あそこに投げてと魚神さんの指示でそこにルアーをエントリーさせると、またしても何やら軽い引きで何かヒット!
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やった~小イトウさんです!!
\(^^)/
やった~、これはイトウを釣れない僕に対し釣りの神様からのプレゼントだ。
神様ありがとー(^o^)/

と喜びながらも、これが今回の釣行の話のオチだな~と確信したのでした(^^;)
しかし魚神さんは、その後もポイントチェンジを繰り返します。そのたびにものすごい藪こぎです。少しでも魚神さんに離れると姿を見失いそうなほどの藪です。時間もどんどん過ぎ約束のストップフィッシングの時間が近づいてきました。

この時点での釣果は
小イトウ1匹
ウグイ3キャッチ
イトウ普通サイズのバイト1発
イトウ普通サイズのチェイス1回
デカイイトウ見かけた1回です。
ストップフィッシングが近づいて最後のポイント移動です。すると今までと違ったシーンに出くわしました。
明らかにいいサイズのイトウが、ベイトとなる小さなトゲウオをボコンボコン捕食しています!!
トゲウオも逃げ場所を探して川岸でパニック状態です。今釣行の最大のそして最初で最後の絶対的チャンス到来です(^^;)
しかも捕食しているイトウは複数です少なくとも2箇所の場所で3匹以上のイトウがトゲウオを捕食しています!!

ルアーは当然マッチザベイトのミノー♪
緊張の一瞬、ルアーをポイントにエントリー…

何も起こりません(^^;)
すぐにルアーチェンジ。そしてまたアプローチを開始しましたがやっぱり沈黙です。
しかしポイントではイトウが定期的にボコン、ボコンとトゲウオを捕食しています!!
持てるルアーを次々にルアーチェンジ。
シンキング
リップレス
ディープダイバー
フローティング
どれをやってもヒットというかチェイスもありません。
見えているけど釣ることができないそんなもどかしい時間がどんどん流れました。
予定していたストップフィッシングの時間はとっくに過ぎていました。そんな時、魚神さんがスプーンでも入れて見たら!!ってアドバイス。
正直全てのルアーチェンジをやりつくし…万作尽きた僕にとってイトウがベイトを意識している状態でスプーンはないだろう。でも他に出すルアーもない。最後のルアーチェンジです。
13グラムのスプーン…
第一投目、ガツン!!

ヒット!!!

そしてキャッチでした。
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イトウが暴れて大変です。
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じゃーん、実測63センチ!(^^)!

でした。

決して、イトウに精通されている方からすれば、普通のいわゆる良型程度。しかし、その一匹は僕にとって、長年夢であった野生のイトウであり、北海道の原野を流れる太流の主の姿なのです。

足が震えた。
手も震えた。
そして、・・・目頭が熱くなった。

そんな感動を与えてくれた大事な野生のイトウ。
もちろん、リリース。ゆったりと元の原野の川に帰ってくれました。

ありがとう。
そして、
今回の釣行を成功させていただいたのは、
笠井旅館の笠井さん
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僕の魚神さんであり、頼れるイトウの兄貴です。


また、いつの日か・・・来年かも(^_^;)

必ず、お世話になる予定です。次もどうぞよろしくお願いします。<(_ _)>









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  1. 2014/06/06(金) 21:17:14|
  2. 日記
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