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釣り師 おだぴんの部屋

GT専門LOOPフィッシングガイド船長おだぴんのブログです。

フックについて考えてみよう! その一

GT用のフックは何が良いのか?
これは、ある意味永遠の課題であり、これについて僕みたいなのが意見すると、自分の考えと違うって必死に応戦する方もいらっしゃいます(^^;)意見を戦わせるつもりは毛頭ありませのでご理解くださいm(__)m ですので、今回のテーマはあくまで船頭である僕の目線で感じることを書いてみます。当然考え方が違う方も多々いらっしゃいますし、それを否定するためにこのブログを書いているわけではないということをご理解いただきたいと思います。もちろん強制するつもりなど毛頭ございません。お好きなシステムで挑戦いただければと思います。
 また、自分自身も数年前に言っていたことと、今回書く内容は全く違ったものです。自分ですら、朝令暮改ではありませんが、コロコロ意見が変わっているぐらいですので、「こんな考えの船頭もいるんだな~」ぐらいに聞いていただければと思います。2017年の暮れも押し迫った時点での僕TAKEZOOの意見でしかありません。来年は違うこと言っているかもしれません(^^;)


まず、最初にGTフィッシング用のフックとして考えられるシステムについて考えてみたいと思います。
①トレブルフック(トリプル)
 最も昔からあり、一般的なフック。
②シングルフック
 その名の通り、シングルのフックで通常ルアーのフロントのアイとリアのアイに一個づつつけます。
③ツインフック
 シングルフックをフロントのアイに2個互い違い、リアのアイに2個互い違いに装着。

この3つが考えられます。
まずこのうんちく編では、その特徴について説明します。
①のトレブルの特徴。
当然フックポイントが多いので、フッキング率は高い。一方フックポイントが複数あるので、フッキングが決まりにくい(と言われている)。ファイト中に魚が反転すると、テコの原理が働き、容易に針が伸びる。キャッチ&リリースを考慮した場合、最も魚には厳しい。魚を傷だらけにする可能性が高い。高価なルアーを傷だらけのボロボロにしやすい(フックの種類にもよりますが)
②シングルフック
フックポイントが少ないので、フッキングに至らないことが多い。一方、フッキングしたときは、ほとんど口の中の「カンヌキ」に入るので、いったんフッキングすると、バレることがほとんどない。
ルアーのフック傷がほとんどつかない。テコの原理が働きにくいので針が伸びにくい(実際にはそれでも伸びます)
③ツインフック
トレブルのフッキングしやすい特徴とシングルの針が伸びにくいし、ルアーのフック傷もつきにくいという特徴のいいとこどり。
・・・と、最近まで言っていた(^^;)

 では、ここから僕の意見です。
シングルフックについてですが、僕自身は国内のシビアなGTフィッシングにおいて、まずないフックシステムだと思っています。なぜなら、あまりにもフッキング率が悪すぎるからです。だいたいですが、10バイトに1キャッチという率です。とあるチームの釣行で20バイトで2キャッチだったと聞きました。実際KAMAJYA艇でもシングルフックのチームの方が乗りました。その日7バイトありましたが、ノーキャッチでした。国内のシビアなGTフィッシングで一日でワンチャンスかもしれない、そういう釣りではあり得ないシステムかな~と思います。
何度も書きますが、シングルフックを使わないで!と言っているわけではありません。「それでも魚にやさしいシングルで勝負したいだ!」という方はシングルで勝負してください。否定するつもりはありません。自分がアングラーだったらという視点で書いています。

 続いて、ツインフックについてです。
これについては、最近意見が変わりました。(^^;)これが今回のブログを書いてみようという気持ちになったのかもしれません。つい1年ほど前まで、迷わずツインフックを使っていました。シングルのいいところと、フッキング率の悪いところをカバーする究極のシステムだと。
それが、最近冷静にツインフックを見てみると、意外な結果が多いんです。シングルフックは確かに掛かりが悪い。バイトしてから一呼吸じっくり待ってやってやっとこさ竿が曲がります。早合わせは厳禁です。(まあ、他の針でもですが(^^;)
 ところが、これを2個づつつけたツインフックにすると、見事にそのフッキング率は改善されます。イメージ的には、トレブルと全く遜色ないほどに竿が曲がります。シングルから考えるとフックポイントの数は2倍になったわけですが、実際にはフッキング率は3倍以上に上がったように感じます。これは今もそう思っています。
ところが・・・
ツインフック、めっちゃバレるんです。しかもアングラー側のミスではなく、テンションが乗った状態で「プスっ」と抜けるようなバレが滅茶苦茶多いのです。僕の考察としては、ツインにすることで、確かに魚が針を触る率は格段に上がるのですが、それはカンヌキだけではなく色んなところにフックが刺さってしまい、口の中に刺さらなかった針は、魚が必死に逃げようとすると、肉を切って逃げるのだと思われます。
 特に南洋の引きの強い魚は、肉を切ってでも逃げようとします。引きの強い魚(GTも含め)には向かないかもしれません。
 今年2月に、ちょっとパラオに嫁さんと釣行してきました。パラオではライトキャスティングを中心に遊んできたのです。パラオは今でもライトキャスティングではパラダイスです。1日に数えきれないほどのバイトに恵まれます。そこで、徹底的にツインフックを試したところ驚きの結果になりました。パラオでヒットしてくる魚は、フエフキダイ系であったり、トレバリー系であったり、いずれにしてもサイズにしては引きが強烈な魚たちです。すると、ツインフックは次から次へとバレるんです。自分でもびっくりでした。当時の僕はツインフック信者でしたので、これには驚きました。更にアタリは続きますので、あるルアーで大きめのフックだったこともあり、シングルフックをやりました。すると、バレないんです(^^;)不思議です。確かに、ツインもシングルもフックは伸びませんでした。なので、針が延ばされてバレるということは全くありませんが、肉を切って逃げていく魚たちが多いことにびっくりしました。この釣行から、ふと自分のGTフィッシングを振り返った時に、そういえば、GTでも「イタダキ~!ってフッキングして魚とのテンションを高めた瞬間、プス・・・」という経験が少なくないことに気が付きました。当時はツインを信頼していましたので、偶然だな~と思っていましたが、今はツインでフッキングすると、バレるんじゃないかってヒヤヒヤしています(^^;)
そんな、ツインフックですが、バッチリな釣りもあります。それはチヌポッピングなどでは、無敵かもしれません。チヌって大きさの割には、全く引きません(^^;)まあ、同じサイズだったら引かないという意味ですが、そういう魚では、ツインフック滅茶苦茶いいです。フッキング率はおそらくトレブルを上回るんじゃないかってぐらいヒットしますし、チヌの引き程度であればほとんどバレません。針の刺さりも最高です。

さて、最後になりましたがトレブルです。
結局、いろいろ研究してここに戻ってくるのかもしれません。というか、自分がアングラーの時、高価なルアーはツインフックで、プラスティックの安いルアーはトレブルでって感じで使い分けています。でも気持ち的には、高価なルアーもフック傷ついちゃうけど、トレブル使いたいな~なんて思っていますが、もったいないので、良いルアーにはいまだにツインでやっています。
トレブルを推奨するようなネタで書くと、シングル好きの方からお叱りを受けるかもしれません。
確かに、トレブルは魚を傷めつけます。胸のあたりをフックで割砕て上がってくるGTを何度も見ています。でも、そのほとんどは恐らく致命的な傷ではないように思います。
トレブルはテコの原理で伸びやすい・・・確かに、簡単に伸びます。しかし、伸びながらも魚をキャッチできることが多いのも事実。実際トレブルのシステムでは6個のフックポイントがありますが、その内、5本の針が延ばされたという経験もしましたが、これでも魚はキャッチできました。

 結局、自分の考えを最後に書きましたが、いろいろ回り道して、今の僕の結論はトレブルが一番なのかもしれません。ですが、何度も繰り替えしですが、他のシステムを否定も禁止もしていません。ご自身の思うシステムで挑戦してみてください。そういったトライ&エラーこそ、この釣りの面白さの一つなのかもしれませんので(^^ゞ

 次回は、フックの種類について、メーカーさんには申し訳ないですが、利害関係のない僕だから書けるコメントを書いてみようと思います。(^^;)
次回の 「フックについて考えてみよう! その二」もご期待ください。




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  1. 2017/12/22(金) 18:27:00|
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GTうんちく グローブについて

長年GTフィッシングをやっていると、ちょっとだけ詳しくというかGTフィッシングにまつわる雑学を知ることになります。

ちょっとづつ、こういう情報を皆さんにお知らせしようと思います。


で、第1回目のテーマは「グローブ」

GTやるときは、みんなグロープを付けています。

もちろん、必需品と思われているグロープの効果は

①キャスト時に指をかける人差し指の保護

②GTフィッシング中の様々な場面での手の保護

③グリップ力???


回りくどいことをやめて、結論から行きます

①→グローブの効果はコレ。指が痛くならないように。

②→いつけがするかわからないから、これも正解!

③→これが大うそ


長年GTガイドをしておりますと、巨大魚とファイトするシーンをたびたび見ることになります。そして、初心者や巨大魚とのファイトに慣れていない人は、中にはGTとのファイトに敗北し友達に助けてもらうシーンなども良く見ます。
では、体力的にGTに敗北するとき、どこが一番にダメになるかというと・・・

握力

そう、握力が悲鳴をあげ、ロッドが握れなくなります。

そして、この原因の諸悪の根源は実は「グローブ」なんです。

ロッドのグリップは、通常EVAというスポンジのような素材。そしてこのEVAを握る場合、素手が一番楽なのです。

どんな高性能な、高価なグローブより、素手。これは間違いありません。


グローブを信用している人には、「うそ~」と思われるかも知れませんが、GTとのファイトに入った時に、早々にグローブを外し、素手になるとまず握力の問題はなくなります。

実は、僕は昔からウィンドサーファーなのです。
冬の寒い時期、当然手はかじかむわけですが、グローブはつけません。なぜなら、グリップのEVAが握れなくなり遊べなくなるので・・・

コレ、ウィンドサーファーの常識。(実際にはウィンドサーフィン用の冬用グローブは存在します。ミトンで手のひらはあいており、素手でEVAが握れるようになったものがあります)


で、僕が使っているのは・・・
s_NCM_0006.jpg
色が黒なので、わかりずらいですが、いわゆる「イボ付軍手」
1ダースで380円

これを勧めるわけではありませんが、指や手を保護するという意味では、この軍手でもOK。

そして、GTとのファイトに入ると、この軍手を口にくわえて素早く脱ぐことができる。これが一番大事なこと。



意外に知られていない、グローブの副作用についてのうんちくでした。
  1. 2013/04/04(木) 10:36:05|
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LCCについてのうんちく

どうも、冬休み中のTAKEZOOです。

今日は、最近はやりのLCCについて私TAKEZOOはかなり使っておりますので、その特徴や注意点などをお知らせしたいと思います。

LCCって今更ですがローコストキャリヤの略で、安い航空会社です。

どれほど安いかって、もうぶっちぎり。

以前まで安いといわれていた、スカイマークが全く存在感がなくなるぐらいです。ちなみにその安さですが

沖縄~大阪、成田などの国内としては結構な長距離ですが、おおよそ5000円前後です。もちろん、受託手荷物は別料金ですし、そういうのを足しこんでいくと、もう少し高くなりますが、それでも8000円以内で行けてしまいます。
バーゲンの時は更に安い!

沖縄~関西で2980円とかもたまにあります。

しかも、通常の航空会社は平日とか閑散期は安くなってても、年末年始とかGWはこれでもかって、滅茶苦茶高くなります。しかし、LCCも確かに少し高くなりますが、年末年始でも沖縄~大阪がだいたい10000円以内で行けました。

この安さだから、先日はふらっと北海道にスキーに行ったりできるわけです。

では、LCC各社の特徴および注意点をお知らせします。


ピーチ及びジェットスター両社に言えること。
①機内の席が狭い
狭くて当たり前。安いんだから文句いうことではありません。これが嫌なら高い航空会社を使いましょう。
②HPの予約がわかりにくい。WEBデザインがわかりずらい。
LCCの特徴なのか、従来のJALANAのHPとは全く予約のやり方が違います。これは慣れれば慣れてきますが、最初は???という感じになります。
特にひどいのはジェットスター。
外資の航空会社なので、英語をそのまま直訳したようなサイト中の文章。PCの戻るボタンを押すと、いきなり英語の画面に戻ってしまったりします。
③受託手荷物を予約の段階で、どれぐらいの荷物を預けるのかを確定しないといけない。
もちろん、空港カウンターでも預けられるが、事前に予約の際に依頼するのと比較すると、ぜんぜん価格が高い。
④予約確認書を印刷して持参しないといけない。
厳密には、予約番号と身分証明書があればOKのようですが、基本的には印刷が必要。
従来のJALANAのように、決済したクレジットカードだけでは、搭乗できません。


ピーチアビエーション

①欠点
少なくとも関西空港および那覇空港はLCC専用ターミナルからの発着になります。
これが結構面倒。従来の飛行機に乗る感じでギリギリに空港に到着すると、遅刻します。例として那覇空港の専用ターミナルは空港から専用のバスでないと入れないところ(貨物のゲートの先)にあり、10分ぐらいの所要です。結構遠い。
関西空港も同様でバスで10分程度。結構遠い。但し、関西空港の専用ターミナルは直接自家用車が乗り付けられるということはタクシーもOK。

②機内食
パスタとか、しっかり温めて出してくれるので、かなりうまい。私は飛行機代が安いので、せっかくだから機内でリッチに食事とか注文するんですが、これがかなり良かった。

③別料金の受託手荷物
1個当たりいくら。という料金設定でかつ、20Kを超えると釣果料金。超えると結構高いので、受託手荷物は重量を確認しておく必要あり。


ジェットスター
①良い点
ピーチと違い、普通のターミナルから出発できるので、JALANAと何ら変わりなく利用できる。
到着も従来通りのターミナル。
②機内食
前述のように楽しみにしている機内食ですが、ジェットスターはまずい。冷たいで最悪でした。
③LCCだけどLCCらしくないところ。
①もそうですが、LCCを感じさせるところが席が狭い以外にはないという感じ。


といったところです。

何より「安い」ということがすべてですので、接遇についてうんぬん言うのは、筋違いだと思いますが、意外に接遇も普通に良い。という感じです。


で、もう一つ注意点。

予約変更およびキャンセルについてです。

最初の予約の段階で、予約変更可の価格もあります。でも安く行きたいので、そんな価格には目もくれず安い価格を予約したんです。

その後、予約の日付を間違えていたことに気が付きました。


LCCのキャンセルってどうだと思います?

キャンセルは一銭も返しませんだと。

変更については、変更手数料が3,150円更に、料金が安くなっても返しません。

つまり
例)週末で8000円の高いチケットを間違えて購入。

実際には4500円のチケットの日だった。

差額は返さない上に、更に変更手数料3150円つまり合計11,150円
(そのまま変更処理もしないで、新たに予約しても12500円だから、う~ん悔しい)


ということで、LCC予約の際は、変更がないようにしっかり計画してから、手荷物の重量も予想してから予約の作業を勧めましょう!


ということで、LCCについてのうんちくでした。
  1. 2013/01/19(土) 20:00:45|
  2. うんちく
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